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FIMロードレース世界選手権 第17戦(日本) [バイク]

MotoGP第17戦の結果です。

今回はワイルドカード枠で、Moto3に尾野弘樹と山田誓己、Moto2に野左根航汰と長島哲太、MotoGPに中須賀克行が参戦しています。

その日本勢は

Moto3
 尾野弘樹 8番グリッド
 山田誓己 10番グリッド
 渡辺陽向 12番グリッド

Moto2
 長島哲太 15番グリッド
 中上貴晶 22番グリッド
 野左根航汰 28番グリッド

MotoGP
 中須賀克行 12番グリッド
 青山博一 18番グリッド

からのスタート。

天気に翻弄された3日間。初日のセッションが中止。土曜日も午前中のセッションが中止になり、雨の中いきなり予選。日曜日初めて晴れて、初のドライセッション。長めのフリー走行の後、決勝とセッティングを煮詰める時間がほとんど無い中のレースとなりました。


Moto3
1 Alex Marquez
2 Maverick Vinales
3 Jonas Folger
-----------------------------
15 渡辺陽向
23 山田誓己
RT 尾野弘樹


Moto2
1 Pol Espargaro
2 Mika Kallio
3 Thomas Luthi
-----------------------------
9 中上貴晶
16 野左根航汰
20 長島哲太


MotoGP
1 Jorge Lorenzo
2 Marc Marquez
3 Dani Pedrosa
-----------------------------
11 中須賀克行
17 青山博一




ランキング
Moto3
1 Luis Salom 300
2 Maverick Vinales 298
3 Alex Rins 295
-----------------------------
28 渡辺陽向 1
-- 山田誓己 0
-- 尾野弘樹 0

Moto2
1 Pol Espargaro 265
2 Scott Redding 224
3 Esteve Rabat 204
-----------------------------
7 中上貴晶 145
-- 高橋裕紀 0
-- 野左根航汰 0
-- 長島哲太 0

MotoGP
1 Marc Marquez 318
2 Jorge Lorenzo 305
3 Dani Pedrosa 280
-----------------------------
19 青山博一 13
22 中須賀克行 5


Moto3。ホールショットはポールスタートのリンス。しかし、ミスで順位を落としマルケスが先頭に。先頭集団を追いかけるサロムはイサック・ヴィニャーレスに巻き込まれ転倒。再スタートをするも大きく順位を落とす。中盤、ファステストを叩き出して追い上げていたサロムが転倒、リタイアとなってしまう。終盤に入って、トップ争いはヴィニャーレス、マルケス、リンスの3台に絞られる。残り4周、3位につけていたリンスが転倒、トップ争いはヴィニャーレスとマルケスの一騎打ちに。ヴィニャーレスがトップで迎えたファイナルラップ、ヴィニャーレスがミスしてワイドラインに。すかさず先頭に踊り出たマルケス。ヴィニャーレスは必死に追いすがるも、僅かの差でマルケス優勝、2位にヴィニャーレス、3位にフォルガーが入った。

Moto2。ホールショットはポールスタートのカリオ。直後、多重クラッシュで赤旗。15周に短縮されて再スタート。ホールショットはカリオ。7番手からスタートで一気に2位まで上げたエスパルガロがトップに躍り出てレースを引っ張る。そして、後続を引き離してエスパルガロが優勝。2013年Moto2クラスのチャンピオンに輝きました。2位にカリオ、3位にルティが入った。

MotoGP。ホールショットはポールスタートのロレンソ。2列目スタートのロッシが2位に躍り出てマルケス、ペドロサが続く。ロレンソは逃げにかかるが、ロッシがミスし順位を下げ、HONDAの2台がファステストを叩き出しロレンソを追い詰めていく。トップ争いはロレンソ、マルケス、ペドロサの3台。レースは中盤に入っても同じ間隔で膠着状態。レースが半分を過ぎた辺りでペドロサがやや遅れ始める。終盤、マルケスが挙動を乱す場面が増えてきて、ロレンソとの差が開き始める。最後は2位に3秒の差をつけてロレンソが優勝、2位にマルケス、3位にペドロサが入った。


Moto3。ヴィニャーレス...最後のミスが痛かった...しかし、ランキングトップのサロムと2位のリンスがノーポイントに終わったことで、ヴィニャーレスが2ポイント差の2位に浮上。トップから3位までが5ポイント差と面白くなりました。最終戦、どうなるのかな...

Moto2。エスパルガロ、完璧なレースでした。ライバルがいない状況ではありましたが、優勝でチャンピオン決定と文句なしの戦いでした。日本勢は中上9位、野左根16位、長島20位。15周という短いレースの中で22番グリッドから9位まで上げた中上。短縮されなければどこまで上がっていけたのかなぁ...

MotoGP。ロレンソ、完璧です。これで、チャンピオン争いが最終戦に持ち越されました。13ポイント差ということで、マルケスは4位以上でチャンピオン獲得なので、マルケス有利な状況は変わりませんが、レースは最後まで何があるか解りません。Moto3の例もあるし...最終戦が楽しみです。


次戦は11月10日のバレンシアです。



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